緊張して口の中が乾いて粘っこくなる・・。口臭が気になって喋るのが不安なんだけど・・
最近、ストレスなのか口のニオイがきつい・・。
そう思ったことはありませんか?
実は緊張などのストレスは口臭にとても影響しています。
なぜストレスが口臭に影響しているのか?
そしてどう対策すれば改善することができるのか?
今日はその辺りについて解説していきます。
目次
緊張、仕事のストレスなど「ストレス」というのは今の時代、切り離せないと思います。
緊張しい、やストレスを取り除けばいいと頭では分かっていてもそう簡単にはいかないですよね。
今回まずは、ストレスが口臭につながる理由を理解して頂き、そのための改善法を一挙公開いたします。
改善法は大きく3つ。
・緊張セルフコントロール法
・唾液コントロール法
・ガムを使ったコントロール法です。
この3つであなたのストレス性口臭は大きく改善されるでしょう。
その前にまずは原因を探っていきます。
人は口臭が気になると、自信をもって会話をすることが難しくなります。
また、
・会社
・電車
・学校などの人混み
など相手との距離や近さが気になると、不安や圧迫といった心理的不安に襲われるようになります。
そして、この不安により「ストレス性(緊張時)口臭」を引き起こしてしまうのです。
この状態が続くと唾液分泌を促す「舌も動き」が止まります。
緊張でガチっと固まるイメージ。想像できるのではないでしょうか?
唾液がスムーズに流れなくなることで、自浄性も下がります。
口内のネバネバが気になるようになり、くさいニオイのガスで口内が充満してしまうのです。
「口の中がネバネバ」してくると、不安はもっとエスカレートしていきます。
この状態で相手と話すと、相手にもわかる生理的口臭を距離によって発生させてしまいます。
ここまでがストレスによって息が臭くなってしまう理由です。
ではこんな時にどうすれば口臭を改善させることができるのでしょうか?
まず、ストレスがかかると舌の動きはどうなるでしょうか?
日頃から、自律神経系が舌の動きを自動的にコントロールしているのですが、緊張により止まってしまいます。
唾液腺から唾液がしっかりと舌の動きにより随時分泌され、飲み込むというサイクルが成立しているのですが、これが止まってしまうのです。
ですから、どんどん口の中の自浄性が低下していくのです。
当然緊張しているときは口も閉じたままですよね。
ですから、より口の中で発生した口臭ガスは凝縮してしまい、自分でも臭いを感じてしまうのです。
そんな無口状態での会話は、けっこう臭いが気になることも・・・。
こういう時は、緊張状態を自分で戻すようにすることが大切です。
「自分で戻す?そんなことできるの?」
と思うかもしれませんが、緊張を「セルフコントロール」することで改善できます。
1つ目の方法としては、「ら」という言葉を発するように、口の中で舌の先を少し曲げるようにしてみてください。
こうすることで、舌の上にスペースを作ることが可能です。
スペースを作るだけではなく、結果的に舌が動く状態になるため、唾液分泌の促進や飲み込みといった唾液のサイクルを得ることができます。
このときより一層、口を開かずに舌の先を「らららら」というような感じでタッピングさせることで、より促進させ改善へつながります。
2つ目の方法として唾液をコントロールする方法があります。
ここからは日本口臭学会の本田俊一 先生の「スマイル法」をご紹介いたします。
スマイル法のやり方
1、2~3回、口をパクパクさせる(自然排気)
2、唇を尖らせる(キスするみたいに・・・・緊張緩和の準備)
3、思い切り「イー」とする(スマイルの口を作る)
4、その状態で、舌の先を上下して、唾液をくみ出す
5、1~4までを繰り返す。唾液が出ない時は水を含む
6、たまった唾液で舌を口の天井でゴシゴシして飲み干す
7、舌の不快な味が消えるまで1~6を続ける
8、その後1~4までを行い、口腔内を潤す
9、スマイル状態の維持
引用元:もう、口臭で悩まない!
この方法はいたって簡単。
ガムを噛むのではなく、ボールのようなイメージでガムを丸めておくという方法です。
これは簡単で効果的ですよ。
噛まずにおいてあるガムのボールは、異物と判断されるのでこの異物反射を利用して、舌を活発化させるのです。
舌下線や顎下線といった開口部が舌の裏にはあります。
そのため、舌が動けば唾液もしっかり分泌されるというわけです。
反射的に唾液がたまることで飲み込むわけですが、これによりまたさらに新しい唾液が舌の裏で分泌されます。
つまり唾液の循環サイクルがたったこれだけでできるのです。
この状態は口自体も緊張状態ではないため、臭い改善にもつながります。
コツとして、ガム法に取り組む際には、ガムボールを噛まないようにしてください。
コミュニケーションを取るときも、ほっぺたの間と上の奥歯にサッとしっかり挟むことが大切です。
このことにより、頬っぺたの筋肉も動かすことができるためより「耳下腺」からも唾液を流せます。
ちなみに、コミュニケーションをとっていないときは、このガムのボールをきちんと舌の上におくようにしましょう。
口の中にガムボールがあることは、ガムを噛まない限り相手に気づかれる心配はありません。
そんなガム法には、以下のような長所があげられます。
食事の後にガムを嚙むことでたくさんの唾液が分泌されます。
その殺菌力によって口内の雑菌は抑えられるため、口の中の細菌は、食後はあまり活動をしていません。
その間に、飲食のカスなど、虫歯、歯周病、口臭の原因となるものをすぐに取り除くことが大切なのですが、ガムを噛むことで対策が可能となります。
コーヒーや乳飲料を飲んでも、口の中の清潔キープや自浄性ができるため、口内のpHの安定化も図れます。
舌苔(ぜったい)とは舌の表面に付着した白い苔のようなものです。
これが溜まりすぎると息がクサくなる原因になります。
ガムボールにより、舌が常に動いていることで、舌の血行促進がなされます。
また、喫煙習慣のある方はタールの除去などもすることができるので、きれいな舌を目指すことができます。
口の中の乾燥を引き起こす大きな原因は口呼吸です。
話をするときはどうしても口呼吸をする必要がありますが、話をしないときも口呼吸の方は、口臭のリスクが高くなります。
それ以外にも、のどの疾患やアレルギー、歯周病リスクも出てくるので注意が必要です。
話をしないときは、舌の上にガムボールがある状態ですから、自然と口呼吸をするのが無理な状態になります。
これにより、口内乾燥の原因となる口呼吸をすることがなくなるので、生理的口臭(健康な人にも起こる口臭)なども予防でき改善につながります。
しっかりと唾液の流れをキープできるようになることで、あの口の中の嫌なネバツキやカラカラした状態が気にならなくなります。
また、このほかにも嫌な酸っぱさや酸味といった、不快さも気にならなくなるのです。
さらに、舌の上にガムボールをおくことで、舌磨きをしなくとも、舌が無意識に動きます。
ですから、舌磨きをしなくてもきれいな舌をキープすることができ口臭改善できます。
いかがだったでしょうか?
今日は緊張などのストレスからくる口臭の改善法についてお伝えしました。
私もいつもやっていますが、唾液がしっかり分泌されている感があり、以前のような口が乾いた感じやネバツキが改善されました。
おかげで口臭が随分気にならなくなり、唾液を出すことの重要性を実感しています。
さらに、舌が白くなって舌苔が付きやすかったのですが、間違いなく軽減されています。
しかもどの改善法も簡単です。
今回の記事のように、文章で読むと一見面倒くさい?と思いがちですが、いざ取り組むとその日からすぐにできます。
普段、ストレスを減らそう!とか緊張しないように!と思っていてもそう簡単にできない場面が多いですよね。
ぜひ、あなたも今回のストレスからくる改善法で今すぐ口臭対策に取り組んでみてはいかがですか。
今回は口の中の改善法でしたが、ストレスで胃や腸の環境やバランスが悪くなったり機能が低下して口臭につながる場合もあります。
こちらで解説していますのでご覧ください。