仕事が忙しくて食後に歯磨きする時間がない・・・食後の口のニオイが気になるんだけど。
そう思ってはいませんか?おかげで仕事の合間に間食したくてもしにくい!ということもあります。
また付き合いでお酒を飲んだ時にもお酒臭くて周りに迷惑かけていたら嫌ですよね。
今回は飲食後の息がくさい!原因を探りつつ、簡単にできる対策法について解説していきます。
ポイントは「お口直し」です。食べたすぐの口内ケアで口のにおいを改善します。
目次
まずはお酒についてです。
適量なら体によいとされるお酒ですが、「百薬の長」と言われ、体を快調にしてくれるものです。
ですが、飲みすぎると悪酔いして二日酔いになり、次の日「しまった・・飲みすぎた・・・」と空しい経験をされたこともあるのではないでしょうか?
そんな時、周りや家族からは「お酒くさーい!」と指摘されるはずです。
アルコール自体は臭い物質ではありませんが、体内で代謝される過程であの独特なにおいが発生すると考えられています。
飲酒による口臭は、お酒が抜ければ消えますので、毎日臭うものではなく一過性ですが、頻繁に起こると周りにも迷惑しますよね。
対策としては、お酒の量を注意するのが手っ取り早そうです。
やはり適量を守るというのは体を壊さない意味でも、ブレスケアの観点からも大事と言えます。
また、食後の食べ物のにおいと言えば、「にんにく」が頭に浮かぶのではないでしょうか?
ネギもそうですよね。「ネギ臭い!」となかなか口からにおいが離れないものです。
にんにくもネギも硫黄を含む「アリイン」という成分が分解されてニオイ物質へと変化します。
唾液の分泌量は、食事中や食後すぐ時にぐっと増え、食べ物を噛んで飲み込む動作を繰り返しますので、細菌数はぐっと減ります。
息がくさい!と気になる方も、このときはニオイを消すことができるのです。
ですが、ジュースやお茶といったいわば水以外を口にし、そのまま食べカスが残った状態が続くとどうなるでしょうか?
本来中性であるべきpH環境は残念ながら「酸性」に傾いてしまいます。
これが酸っぱい臭気や虫歯を引き起こすようになってしまうというわけです。
ですからきちんと、飲食を済ませた後は、水を口に含ませてうがい等をして、口の中に残らないようにすることがとても大切です。
「うがいがそんなに大事なの?」と思うかもしれませんが意外に誰もやっていません。
ただ、ここで重要なのは「水を飲んでおきさえすればいい」のではありません。
特に、舌の表面に残りやすいので、きちんと水を口の中に含ませて舌をきちんと動かし、しっかり取り除くようにして意識して飲み込みましょう。
何度か続けて、飲み込むときに臭気や味が気にならなくなるまで、繰り返してやることがおすすめです。
このように口に水を含み、飲食を済ませた後に洗いつつ飲み干すことは「お口直し」といわれています。
古い習慣のひとつで、日本食の作法や茶道、さらには僧侶でもしっかりと今もなお引き継がれているようです。
この「お口直し」は、飲み込むことに対し、汚さを感じている方もいるかと思います。
ですが食後すぐは細菌が少ない状態ですし、自分の口ですから特にそのような心配は不要です。
逆に、お口直しをせずに放置しておく方が、唾液の酵素や細菌による分解・腐敗が進みますので汚いのです。
食後に歯磨きをする習慣がありますが、この際のうがいだけでは残念なことに、舌の上はきれいになったとはいえません。
むしろ、このうがいにより唾液も減ってしまいます。
ですので、うがい後の方が酸性化が進むばかりか、より息の臭さも気になり虫歯のリスクも高くなってしまうのです。
「え?そうなの?ではどうしたらいい?」と思うかもしれません。
ここで登場するのがどこでも売ってあるガムとタブレット。
うまく活用すれば、口の中をきれいに保ち簡単に口のニオイを抑える効果が期待できるのです。
ガムを噛むことで唾液分泌につながりますし、舌を動かすことで食べかすを取り除けるからです。
ちなみに、乳飲料(牛乳やヨーグルトなど)といった硫黄を含む飲料は、舌の上に残りやすいといわれています。
硫黄臭が発生してしまうので、乳飲料や糖分を含むような飲料を摂取した際にも水によるお口直しをするのがおすすめです。
水以外の飲料を摂取した場合、水があるときは「お口直し」を行い、ガムなども活用することで、きちんとクサい息や虫歯の予防ができるのです。
現代の食べ物を見渡すと、なんでも加工してあり、柔らかくなっていものが多いです。
これは口内環境や口臭の点からみると良いことばかりとは言えません。
食べかすが非常に小さい顆粒状になるため、あらゆる歯の隙間に入り込み、舌の上に堆積します。
そこで蓄積してしまうと、例え歯磨きをしてもきちんと取り除くことができず残ったままになるのです。
唾液は食べたものを消化するための酵素(アミラーゼ)が含まれています。
食べ物が消化の過程で分解されると、酸が作られたり、においの元となるガスが発生してくさいニオイにつながることがあります。
食べかすが残っているほどクサい息が発生しやすいですから、食後すぐのしっかりとしたお口直しやガム、タブレットなどの活用はニオイ対策に効果があるのです。
今回は食後に臭う口臭の原因と簡単にできる対策法についてお話ししてきました。
仕事で歯磨きできない場合なども、食べたまま放っておくのではなく、ちょっとしたコツや対策をすることでクサい息の改善につながりますのでぜひ取り組んでみてください。
とは言ってもガムは仕事中に食べれないという方も多いと思います。
ただこちらの記事に載せているガムを使った口臭対策法は「ガムを噛む行為」をしなくて良いので試す価値があると思います。しかも効果抜群^^
今の世の中、問題となっているストレスからくる息のニオイにも効果あります。
クサい息を抑えるのにとても大事になってくるのが「唾液」です。
口の中が乾燥していると、細菌が増殖しやすく口がにおいやすくなります。
一方、唾液の分泌が良好で、循環サイクルがうまくいっていると「息くさい!」を抑えやすくなります。
食後のにおいが気になるのであれば今回の対策以外にも、唾液を意識することや口内ケアもしっかり取り組むことをおすすめします。
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